KITTEに行ったら、東京大学の博物館があったでござる。

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KITTE(キッテ)内をうろうろしてたら、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク(IMT)」なんてものがあったので覗いてみた。なんたって無料だったので。

東京大学が所蔵する貴重な学術標本の一部が展示されていて、けっこう面白かった。……撮影禁止なのがつまらないところだけど。

小さいながらもミュージアムショップも併設されていて、東大と企業がコラボレーションして生み出された商品が売られている。
実際に買ったことがあるのは下記2商品。これらはけっこうオススメ。

東大×MIKOMOTO 『パールコラーゲンボディミルク』

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真珠で有名なミキモト(御木本)と、東大にこんなに密接な関係があるとは知らなかった。

1890年、帝国大学臨界実験所(現東京大学三崎臨海実験所、神奈川県三浦市)箕作佳吉教授のもとで指導を受けたミキモトグループ創業者 御木本幸吉は、それをきっかけに世界初の真珠養殖に成功。
真珠養殖は日本が誇る国内産業の1つに成長しました。

東京大学コミュニケーションセンターサイトより

御木本製薬と共同開発された『パールコラーゲン ミルクエッセンス』。売り子のお姉さん(研究室の学生だと言っていた)いわく、真珠の成分が入ってるのではなく、それを育てるアコヤ貝のヒモの部分に含まれるサクシニルアテロコラーゲンがたっぷり入っているとのこと。

サクシニルアテロコラーゲンは、水溶性コラーゲンで、水分含有量を増やし、皮膚の弾力性を保持する効果があるのだそう。皮膚上で皮膜を作って、ほこり、光、熱などから肌を守り乾燥を防ぐ。真珠由来のものは、ほかの動物(豚など)から抽出されたコラーゲンよりも保水力が高く、従来よりも保湿効果が高いとのこと。

成分表示を見たら、それなりに入っているようではあるけれど、それよりもスクワランが多く入っているので、保湿効果はスクワランやグリセリンなどによるものかよくわからない。

テクスチャは、白色半透明でさらっとのびがよく、軽い。肌にすいすい吸い込まれていって、塗った後はさらさらに。べとつきもほとんどない。潤う感覚はとてもある。持続性もわりとあるようなので、気持ちいい。

1,550円(税込み)とわりと手頃なので、いいかも。
1枚500円のフェイスパックもあって、こちらの方がリピーターが多く、一人で20枚購入していく猛者もいるのだとか。一般には売り出されていないという希少性から買う人も多いんだろうな。実店舗では、東大キャンパス内か、このミュージアムショップでしか買えないそうなので。

販売員が「ここ(IMT)と赤門(東大キャンパス内)でしか買えません」って笑顔で言い張っていたけど、ネットで買えるんだよね。残念ながら。

■パールコラーゲンボディミルク
http://shop.utcc.pr.u-tokyo.ac.jp/shop/commodity/DT1130UT/1040/
■パールコラーゲンフェイスマスク
http://shop.utcc.pr.u-tokyo.ac.jp/shop/commodity/DT1130UT/1039/

東大×瑞泉 幻の泡盛『御酒(うさき)』

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これはね、もう背筋がゾクゾクするようなストーリーを持ったお酒。

「御酒(うさき)」に使用されている黒こうじ菌は戦前に使用されていたもので、1946年の沖縄地上戦で壊滅したとされてきた菌。
1935年に東京大学分子細胞生物学研究所の故・坂口謹一郎博士によって当社工場から採取された瑞泉菌の標本が、60年後の今でも東大で保存され生きていることを1998年6月になって確認。翌年5月、瑞泉酒造ではこの瑞泉菌による戦前の味の復刻をめざし、いままでの醸造方法に細かな工夫を加え、原料米1トンのみの試験醸造をスタート、商品化に成功しました。

瑞泉酒造株式会社『御酒物語』より

1998年、分子細胞生物学研究所のコレクションに、奇跡的に「瑞泉菌」が真空保存されていることが判明。瑞泉酒造が戦前の味の復活を決断、東京大学での培養・分離が完了し、1999年年明け早々、「幻の菌」は故郷沖縄の首里に戻り、培養、酒造が開始されました。昔ながらの手間のかかる手作業を復活・踏襲し、菌の味を忠実に出すことに多くの時間を費やした結果、1999年6月1日、ついに「幻の酒」が復活。父祖の酒に余計な名付けは無用と、ブランドの区別がなかった昔にすべての泡盛がそう呼ばれたように、銘は「御酒(うさき)」とされました。

東京大学コミュニケーションセンターサイトより

まろやかで、果実のような香り。

この奇跡的に戦火を回避した「瑞泉菌」は、デリケートで製造にとても手間がかかるそう。他の麹の影響を受けやすいので、工場のラインを細部の部品に至るまで分解清掃・消毒してから作られる。

その美味しさと希少性から2005年にはANA(全日本空輸)で限定4000本が発売された。

今でも実店舗としては瑞泉酒造株式会社か東大とIMTでしか購入することができない。

この白くて美しいボトルは東大とIMTと東大のWEBサイトのみの販売。瑞泉(および安売りサイト)は茶色のずんぐりむっくりしたボトルでの販売になる。

■御酒(うさき) 東大限定陶器ボトル(720ml) 4,320円(税込)
http://shop.utcc.pr.u-tokyo.ac.jp/shop/commodity/DT1130UT/1003/
■御酒(うさき)30度(720ml) 2,776円(税込)
http://shop.zuisen.co.jp/pdetail/76/?keyword=%8C%E4%8E%F0
■御酒(うさき)古酒35度(720ml) 5,400円(税込)
http://shop.zuisen.co.jp/pdetail/75/?keyword=%8C%E4%8E%F0

そうなんだよねー。沖縄で買う方が断然安いんだよねー。最近じゃ楽天とかでもかなり売ってるし。
でも、ボトルとしてはこの東大バージョンの方が断然かっこいい。

このほかにも面白い商品があったので、KITTEに行ったらまた行ってみたいなと思う。みなさんもぜひぜひ。

■JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」
http://www.intermediatheque.jp/
住所:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー2・3階
入館料:無料

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