冨田きよむ　東日本大震災緊急報告会 in 千代田、に行ってきました。

案内記事はこちら
http://twipla.jp/events/6260

当日のUstチャンネルはこちら
http://www.ustream.tv/channel/garagephoto

なんで行ったんだろ、現地の写真を上げている人が居る。と思って冨田さんをフォローし始めたんですね、
そのツイートを、その写真を見ていたら、行きたくなった。
そんな感じです。

聞いた言葉をそのままか、あるいは僕なりの解釈で以下に箇条書きします。
後から思い出しながら書いたので、順不同です。
そしてくどいようですが、基本的には僕が感じて僕なりの解釈で書いた文章であることをお忘れなく。

はじめに、この災害で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

人は簡単に死なない
あらゆる災害現場、事件現場等を取材してきた人が語る言葉は重みが違います。
その人が、人はそんなに簡単には死なない。と言う。
しかしそれが、3万人近く死んだ。
この災害がいかに恐ろしいか、いかに甚大かを物語ります。

海水と油は混ざる。海水には電気が流れる。
どの程度混ざるかは分かりませんが、ある程度混ざるらしいんですね、
そして海水には電気も流れる。
油が津波に流され、火花が飛んで火が付く。
そして燃える津波となって街を襲う。
まさに火の海であり、それは地獄の様だったことが想像され、
その跡が街に、写真に残されていました。

火を消すために壊すしかない。
瓦礫の山が燃えている、燻ぶっている。
それを重機で壊して消すしかない。水をかけて消している余裕が無い。
もしかしたらご遺体があるかもしれないのに。

車が、船が、空を飛ぶ
車が、船が、どうみても空を飛んできたようにしか見えない光景がどこまでも。

水平感覚がない
常識を覆す光景に、平衡感覚も水平感覚も狂っていく。

そんな状況でも犯罪は起きる
災害現場で性犯罪が起こることは有名なことらしい。
それを専門に研究している人もいるらしい。
曰く、災害によるストレスが弱い者へと向かった結果が性暴力、性犯罪となるらしい。
そして盗難も発生していたらしい。
自分だって聖人君子じゃないし、汚い部分ももった人間である。
いざという時、自分はパニックにならず正しい道を歩むことが、本当にできるだろうか。

タバコで作れるコミュニケーションがある
避難場所は広いとは言えず、おっさん達は外で暖をとっていた。
そこで話ができたのは、タバコのお陰らしい。
タバコが作るコミュニケーションもあるんだよって話。

がんばっぺ
瓦礫を重機でどかし、自衛隊が道を作った。
そこに手書きの標識というか、道案内が張ってある写真があって、
その紙の端っこに、「がんばっぺ」と書いてあった。
なんだか、前向いて歩くしかない。と言う悲壮感が伝わってきた。

現場は本当に一生懸命やっている
冨田さんは繰り返し言っていた。
現場の自衛官は本当にがんばっている。
一生懸命やっている。
腹をくくっていると。

明石はすごい
どこの災害現場に行っても、必ず明石水道局の給水車が居るらしい。
高い意識がそうさせるらしい。
素晴らしい。

カメラマンは嫌われているから
冨田さんの口から何度か出てきた、「カメラマンは嫌われているから、」
自衛隊、消防、警察などからは特に、災害現場のカメラマンは嫌われているらしい。
じゃあ、その嫌われ者の話を有りがたがって聞いている自分はなんなんだ？
やじ馬根性丸出しのただの聴衆なのか？
それは嫌だ、そうはなりたくない。
じゃあ、どうすれば良いだろうか？
それはやっぱり自分の頭で考え抜いて答えを出していくしかない。
ただの聴衆にならない為に。

最後は時間切れで、フォルダ一つくらいすっ飛ばしてました。
全員起立した上、黙祷を捧げ、終了。
この後ごはん行きます。とか言ってたんだけど、いつもなら進んでいくんだけど、
まあ一人だし、笑えるような気分じゃないし、地元のマックでこれ書いてます。
行って、お疲れ様でした。くらい言いたかったのだけど、まあしょうがないか。

某芸能人の言葉を借りれば、
人が2万人死んだんじゃない、一人の人間の死が2万件あったんだ。
と言うことを改めて考えさせられました。

黙祷

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