ヴェトナム編:「ル・カプリス」でフランス料理を食す
ホーチミンの中心地から少し離れたトン・ドゥック・タン通り沿いにある『ル・カプリス』。
ごく普通のオフィスビルの中にあるので、入っていく時ちょっと抵抗があるが、お店はサイゴン川沿いにあってロケーションも抜群。客層も落ち着いており、高級感がある。
夜になると、通りを走るバイクの群れが、光の川のようになる。昼も夜も、アグレッシブでパワーのある街であることがよくわかる。
値段もヴェトナムにしては高く、3人が各3品食べて、ワインを1本開けて$154でした。男の人と行ってしっかり食べたら、一人$70ぐらいは必要だろう。
写真では分かりづらいけど、すべてジャンボ・サイズ!
ポットパイは、サッカーボールほどの大きさがあり、ポットの中にはシーフードのあっさりとしたホワイト系のスープが入っている(もちろん具だくさん)。
こちらのフランス料理はソースがベタベタとくどくなく、イメージよりあっさりした味わいになっている。素材の味を引き立てるような料理となっているが、日本に比べて魚貝が大味なのでちょっと残念な結果に…。
しかし、シェフの腕は確かだ。ヴェトナムでウマイフランス料理を食べたければ、ここは間違いなくオススメできる。
この後デザートを食べたのだが、ここでのオススメは何と言っても『バナナ・フランベ』。デザートは出来合いのものをサーブされるだけなのだが、このバナナ・フランベだけは目の前で作ってくれる。まさに、舌にも美味しく、目にも美味しい。
豪快に炎をあげてバナナをブランデーでフランベしてくれる。あつあつのバナナにこっくりとしたヴァニラ・アイスを浮かべて出来上がり♪なかなかオツなもんです。
自宅で作る時は、バナナをバターで焼いて焼き色を付けた後、オレンジジュース・レモン汁・ハチミツを加えてちょっと煮込んで作るんですけど(これと一緒にホットケーキを食べると超幸せ!)。また違った、高級感ある味わいでした。
ともあれ、単品で注文したのにも関わらず、前菜とメインの間には口直しのシャーベット(ライムシャーベットにウォッカをかけたもの。これもウマイ!)も出てくるし、女の子だからってバカにした態度をとらないし、一流の店であった。
ま、ヴェトナム最後の晩餐だったし、このくらいの贅沢は許されるっしょ?!
前の記事: ヴェトナム編:「レトワル」でフランス料理を食す
次の記事: ヴェトナム編:アオザイ
2002/05/01 | かづよ備忘録
前の記事: ヴェトナム編:「レトワル」でフランス料理を食す
次の記事: ヴェトナム編:アオザイ
コメント/トラックバック
トラックバック用URL:
この投稿のコメント・トラックバックRSS