九州温泉巡り:長野阿蘇神社

2002/05/23 | かづよ備忘録 | kazuyo

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高森から国道265号線を経て垂玉温泉に向かう最中にある『長野阿蘇神社 神楽の里公園』。普段は園内にある神楽殿の見学(1,000円)くらいしかやっていないのだが、5月下旬と10月下旬に祭りが催され、たまたまその日に居合わせたのだ。

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敷地内では、日本の神話「天岩戸」を模した神楽が催されていた。純邦楽ってちょっと敬遠しがちだけど、軽妙な太鼓のリズムと懐かしいような笛の響きに何とも楽しくなってきちゃって、こういうのもたまには悪くないなと、自分の中に流れる日本人の血を再確認。芝生の上で見る神楽は、古典芸能としての敬遠してしまいたくなる堅苦しさがなく、すんなり見てる者の中に降りてくる。

天気はいいし、子どもたちは元気だし、おじちゃんやおばちゃんも、集まってきた人 みんなに笑顔がこぼれている。神事が生活に密着している感じがする。手応えのある古典芸能がこんなに身近にあることを本当に羨ましく思った。

天の岩戸のハナシ

写真は宮崎にある『天岩戸神社』における神楽の時の扮装である。

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天鈿女命(あまのうづめのみこと)

天の岩戸神話は、ご存じの方もあるかもしれない。
 
むかぁし昔、須佐男命(すさのおのみこと)という乱暴者の神様がいた。彼の暴力っぷりに嫌気のさした 天照大神(あまてらすおおみかみ)は、洞窟に岩の扉をつけて閉じこもってしまった。天照大神は世を明るく照らす神様だったので、彼が引きこもってしまったせいで世の中は真っ暗になってしまった。

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手力男命(てぢからおのみこと)

神々は困った挙げ句、岩戸の前で天鈿女命に舞いを舞わせることにした。それに合わせてみんなが楽しそうに酒盛りしていると、天照大神は誘われて顔を出した。その瞬間、手力男命が自慢の怪力で岩戸から引きずり出し、ついでに岩で出来た扉を放り捨ててしまった。そうして世の中には光が戻りましたとさ。めでたし めでたし。

この話で面白いのは2つ。
1.最近、天鈿女命の舞いは実はストリップだったらしいという学説が発表された
2.手力男命が投げ捨てた岩戸は長野まで飛んで戸隠村のご神体になっている

…ということ。や〜、いいねぇ。色好みとは、神様も身近に思えて悪くないわ。アタシとしては。

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