KITTE 『アルカナ東京 KARATO 』にもの申す!
2014/09/07 | かづよの「不満なら売るほどありますけど」, かづよ備忘録 | kazuyo
母が「一度行ってみたい」と行っていたアルカナ東京 KARATOへ。
ランチで訪問。サラダ、魚、肉にパン、デザート、コーヒーor紅茶がついたスペシャルコース5,800円。
上記写真は、前菜のひまわり色の可愛らしい野菜の花飾り ソース “ラビゴット” キラキラ光るサフランのジュレとノルウェー産スモークサーモン。 ……名前だけは立派です。
三浦の野菜を使っているそう。4種類のにんじんがポイントとか。最下層にマッシュポテト、その上にスモークサーモン、野菜、玉子を使ったラビゴットソース、サフランのジュレという組み合わせ。
なにこれ、ほんとまずい。
ウリであるにんじんだけど、口当たりがごそごそ。じゃがいも も ぼそぼそ。スモークサーモンもぼそぼそぎしぎし、しかもしょっぱい!味をまとめる役のはずのラビゴットソースはサーモンの塩気に完全に負けている。
統一感がない。食べにくい。見た目と名前だけ華やか。
今が旬のスズキの蒸し焼き 夏野菜・ナスとズッキーニの重ね焼きガレット仕立て
南仏の装い ソース “プロヴァンサル” 真っ黒でパリパリなイカ墨のクルートと共に
はいきた。これもメニュー名長い。
このメニューの誉められるべき点は、スズキの蒸し焼き具合。ふっくらやわらかで、スズキの旨みが失われてない。…でもそれだけ。もう致命的にオイリー。ぎっとぎと。
皿にオイルが溜まっているほどのオイリーさ加減。なすのペーストにも執拗にオイルが絡んでいる。これ、なすだけにすればよかったのに、きゅうりとズッキーニはよけいだった。青臭さが合ってない。
さらにオリーブとドライトマトのソース。もう少し酸味がないと味がぼけて、食べ進めるうちに飽きてくる。……というか飽きた。しかも、松の実まで乗っているという徹底したオイリーぶり。
イカ墨のクルートは、パンにイカ墨を吸わせて焼いたものとのことだが、イカ墨なだけに焦げがわからないのか、食べたらすごい焦げの味。すべての味を凌駕する炭化の風味。
もう、どこを目指してるのかさっぱり分からない。
次。
千葉県産豚肩ロース肉のグリエ イマージュ ド “ジャンバラヤ”
なめらかなチャツネとコクのある甘酸っぱいバルサミコ酢
バジルとココナッツ イベリコチョリソーのアクセント
……ながっw
もはや笑っちゃう。
ともあれ、ランチで5,800円も取るのに、メインの肉料理がジャンバラヤの一択ですか。泣けてくるよね。ジャンバラヤならデ○ーズででも食べとけってハナシですよ。まぁ、デ○ーズは身の程をわきまえて鶏肉使用でもっと雑な味ですが。
また、肉がかたいんだわ。
ナイフで小さく切っても飲み込めないほどスジが(どうしても飲み込めなくてティッシュに出した)。……スジくらい切っとけと言いたい。サフランライスも色だけだし。肉のソースもなんか全体的にぼんやりだし。
そもそも、5,800円もするのに(しつこい)、スズキと豚肩ロース? 舐めてんの? やっすい素材使って、雑な味。
最後にウェイトレスが「お味はどうでしたか?」と言うので肉が固かった旨伝えても、シェフやホールの責任者が挨拶に来るわけでもなし。食事中もウェイター同士がホールで ちちくりあってるし。
ここはファミレスか!? と。
とにかく全体的に味のバランスとコスパの悪さが目についた。
■arcana tokyo KARATO
http://arcana.co.jp/tokyo.html
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 6F
TEL:03-6833-4139
定休日:不定休(JPタワーに準ずる)
営業時間:
[月~土]
ランチ 11:00~16:00(L.O.14:30)
ディナー18:00~23:00(L.O.22:00)
[日]
ランチ 11:00~16:00(L.O.14:30)
ディナー18:00~22:00(L.O.21:00)
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