ヴェトナム編:フランス料理『Nhu Lan』の「バン・ミー・ティット」を食す
ヴェトナムはフランスの統治下だったので、フランスの文化や建物が多く残されている。意外に身近な例としては『フランスパンがアジアでイチバン美味しい!』と言われているということ。
…ということで、地元の人がわんさと訪れるという『Nhu Lan』へ。ここは4:00〜24:00まで営業しているという強者の店である。
昔は、おばちゃんがせっせとバン・ミー・ティットというフランスパン・サンドウィッチを売っているだけの屋台だった。しかし、おばちゃんの作るサンドウィッチがウマイと評判になり、このような立派な店を構えるまでになったそう。
今ではサンドウィッチの他に、白米の上に鶏肉の焼いたものが、で〜んと乗っかっているお弁当(12,000VND)や、肉まん、ちまき、焼き鳥のようなもの(店先でじゅうじゅうと焼いていて、すごくいいニオイを発している)など、色々売っている。
売り場の他に、食堂(約100席)が併設されていて、扇風機が熱風をかき回す中で、みんな白米をかっ込んでいた。…いわゆる、庶民の食堂。うん、よく言えばオープン・カフェ(笑)?
火が通っているものなら常温で売られていても何となく分かるが、ハムや野菜のマリネも常温で売られているのには参った!ガラスのショーケースに入っているけど、冷やして売っているワケじゃないのよ、これ(左上写真)。
客は出来合いのサンドウィッチか、パンと中身をチョイスしてサンドウィッチに仕立ててもらって買っていく。言葉がよく分からないので、出来合いのものを買った。…違う種類のものを買ったつもりだったのだが、中身はみな同じで食べ飽きるやらガッカリするやら(笑)。
でも、美味しかったけどね。
「バン・ミー・ティット」実食
肉まんと、バン・ミー・ティット、普通のサンドウィッチ、ビール、フランスパンを購入。ビールはアタシの私物です(笑)。他の二人は飲まなかった。…もう暑くて暑くて、どうしても飲みたくなっちゃったんだもん(のどが貼りつくほど乾いていたのでウマかった。涙が出るほどウマかった)!全部で$5くらいだったかな?
肉まんの中には、うずらの卵フライが2個も入っていた。巨大(ソフトボール大)だけど、味は普通。
バン・ミー・ティットの中身は、ハム、キュウリ、にんじん、レモングラス。ハム以外の野菜は、ニュクマム・チュア・ゴットで味付けされている。ハムと、ちょっとピリ辛で甘さが強めマリネを一緒にサンドした感じ。私たちが普段口にするサンドウィッチと全く違った味だが(マヨネーズが入っていないのでちょっと違和感がある)、これはこれで美味しかった。
何もはさんでいないフランスパンだが、これは焼きたてでないと美味さが分からないかも。冷えると、べなべなとした歯触りになる。焼きたては、目からウロコ!日本で食べているフランスパンとは全然違う!
周りは軽い歯ごたえで、噛むと口の中でさらさらと崩れていく。例えるなら、庄内麩に似ている。口の中に刺さることなんてあり得ない!中は、むちむち。生地のキメが細かく、詰まっているので、重量感がある。日本のそれと比べたら、明らかに重たいはずだ。しっかりお腹にたまって、腹持ちがよい。
どれも美味しかった。
…が、やはりオナカはゆるくなった。ちょっと当たり気味だったんだろうな。通関で捕まらなくて良かった。あ、今はもう何ともないよ。ご心配なく。
オナカに自信のない方は、バン・ミー・ティットはやめるべし。
前の記事: ヴェトナム編:スーパーマーケット
次の記事: ヴェトナム編:「レトワル」でフランス料理を食す
2002/05/01 | かづよ備忘録
前の記事: ヴェトナム編:スーパーマーケット
次の記事: ヴェトナム編:「レトワル」でフランス料理を食す
コメント/トラックバック
トラックバック用URL:
この投稿のコメント・トラックバックRSS