九州温泉巡り:垂玉温泉
側を流れる滝を見ながらの入浴はサイコーだとほだされて来てみた垂玉温泉『山口旅館』。ここは、若き日の北原白秋や与謝野鉄幹も絶賛したという、古くからある名湯・名宿である。
露天風呂が沢山あって、温泉テーマパークみたい。どれに入ってもそれぞれの良さがあって楽しめる。
滝の見える露天風呂(かじかの湯)は、混浴なのだが、湯浴み着が用意されていたりして(始め人間ギャートルズの衣装みたいだった。不織布で出来ていて濡れてもすぐ乾く優れもの。ただし、着心地は悪い。でも欲しい…)至れり尽くせり。
単純硫化水素泉で、源泉は55度。でも、湯船の温度はわりとぬるめで供給されていて(41度くらい)のんびり長湯が楽しめる。
飲用も可能で、ちょっと酸味と渋みのある温泉と、近くで湧き出た甘みのある清水を飲み比べることも出来るようになっている。
湯治客用の棟と、温泉旅行を楽しみに来た人と宿泊施設も料金も異なっており、湯治客用には安く宿泊出来るようになっている。私たちは空きがなかったので湯治客用の部屋に泊まったのだが、昔はそこで自炊も出来たようで、台所の名残なんかもあった。
湯治客を受け入れるということは、源泉かけ流しということなのだろう。効能の確かさを改めて感じたのだった。
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2002/05/23 | かづよ備忘録
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